日本の和菓子のルーツともいわれるこの米菓子は、平安時代に弘法大師が悪疫退散祈願として津島神社に供えたことに由来し、参拝者が疫病除けのいわば薬のようなご利益を願って買い求めたのがはじまりと言われています。
当店の「あかだ」は米団子を油で揚げた素朴なお菓子です。保存料等の添加物を一切使用せず、昔ながらの手づくりの製法で一つひとつ丹精込めて作り上げ、伝統の味を守っております。
とても硬いお菓子ですので、ゆっくりとお召し上がりください。
「あかだ」の由来

「あかだ」とは梵語の阿伽陀であり、天王社の本地薬師如来と関係があり、薬師宝薬の阿伽陀薬に由来するそうです。阿伽陀薬は業病を治すと言われています。
元来は、津島天王社の春・秋縣祭(あがたさい)の御饌米の御下りを頂戴し粉にして練り、油で揚げたもので縣団子(あがただんご)ともいわれ、神社で神札を受けた者は、必ずあかだを買い求めて近隣に配りました。
乙な召し上がり方
耐熱容器にあかだを移し醤油をかけ、電子レンジ(600w 1分)で加熱します。
桜チップで燻製にしても、美味しくお召し上がりいただけます。
お麩の代わりにお味噌汁に入れるのもオススメです。